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  「今思うところ」

                                1990年卒 小暮
 


 前回、同期の金子靖至さんからリレーのバトンを受けました平成2年卒業の小暮と申します。
 この度、諸先輩方や同窓生の方のご努力もあり、リレー随想がちょうど150回目ということで記念すべき時に巡り合えたこと、本当に光栄だと思っております。
 さて、現在のこのリレーは、平成2年卒業の石川ゼミ同級生でバトン引継ぎが行われております。ここ最近は皆様の思うところと同じで、早25年というか、もう25年というか月日の流れを感じております。
 学生時代は、とにかく群馬県内外を問わず、多種多様な個性的な人材が集まる場で人間形成のうえで非常に貴重な経験をさせてもらいました。
 前回の金子さんが言うことが私の全てではなく半分アタリというところですが、コミュニケーションって大切だなと思う今日この頃です。現在は伝達するツール(道具)がいろいろありますが、会ってお話しすることが一番大切なことだと思います。出会う人のそれぞれに意外な個性があり違う一面を見ることもできます。昔から「話上手は聞き上手」と言われますが本当にそのとおりで、ある意味、その人の人柄を観察しているのだと思います。
 よく話が平行線だというのは、お互いの主張がぶつかりあっているので、どちらかが一歩下がると案外すんなり行く時があります。「間(ま)」とか「場(ば)」を取れる時が「聞いている」時なのかなと感じます。メールやSNS等ではなかなか伝わりにくいことが「人」に会うことでそれを解決出来るって素晴らしいことだと思いませんか。
 ここ最近は少なくなりましたが、卒業してから何回かゼミで一緒だった同級生とお酒を飲む機会があり、いろいろな話をしていました。その場ですぐみんなと打ち解ける仲間がいるのがとても幸せだなと思います。
 最後になりますが、過去のバックナンバーを見ると本当にこの「リレー随想」が長く続いていること、とてもすごいことで大変感謝しております。その中には、しばらく会っていない卒業生の皆様方の近況や寄稿や「あの人が・・・」みたいのがあって、面白く拝見させていただきました。
 これもひとえに、このホームページを管理されている方々のご努力のお陰だと思います。
 では私が「今思うところ」は何なのでしょうか・・・答えは、このリレー随想のバトンが引き継がれていることだと思います。途切れることなく引き継がれるのは、そう簡単ではないですよね。
 話はあまり纏まりませんでしたが、そろそろ、次の方にバトンを引き継がなければと思いましたので、冷静で落ち着きがあるように見えますが、案外、キャラクター的においしすぎる同期の宮内さんに随筆をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。