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  「学生時代の思い出」

                                2004年 持田
 真吾

  リレー随想141番目のランナーとしてご紹介いただきました持田と申します。卒業は平成16年3月ですので、早くも約10年という時間が経過したことに今回改めて気づきました。

 さて、大学生時代の4年間は様々な点で人生における転換期ともいえる特別な時間だったと思います。アルバイトや部活動を通じて社会勉強ができたり、様々な経験をしたことは勿論、大学生の時初めて持てるようになった「携帯電話」や「車の免許」等についても大袈裟に言えば生活や世界を変えてくれたものと言えます。

 高校生までの学生時代とはまた違った楽しさや、刺激があったように思います。

    思い返してみると、1,2年の頃はとにかく楽しいことばかり。心配事といえば第2外国語のドイツ語の単位だけといっても過言ではないほど、気楽な学生生活を送っていたように思います。また、所属していた部の活動時間が11時から14時であったため、極力その時間帯を避けて授業のスケジュールを組んでいました。

 3,4年次になると徐々に就職活動も始まり、楽しいことばかりでもなくなった感も若干ありましたが、卒業までの間自分なりに学生生活を満喫することができたように思います。

 卒業後は学生時代の様なわけばかりにもいかなくなりましたが、学生時代に得た様々なかけがえのないものが自分自身の基礎となって、日々生活していると強く感じます。

 勉強していた経済学については、現在の仕事の中で役に立っているとは言い難いものがありますが、学生時代に過ごした時間やその中で得た仲間や経験、これは自分にとって本当に財産です。それがあるからこそ今の自分があるし、これからの人生においても大切にしていきたいものであると思います。

 個人的な思い出話ばかりで恐縮ですが、以上をもちまして失礼させていただきます。