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【今、さらなる飛躍のとき・・・】

2005年卒 吉田昌生

  新井政和君からバトンを受け取りました、吉田昌生と申します。最近は、秋の深まりから日に日に寒さを増し、東北に住む友人から"初雪"の便りが届いたことを考えると冬の到来を感じずにはいられません。さて、今回ですが何を伝えるのがよいか考えましたところ最近届いた『一通の手紙』、またそれを読んでみて感じたことをお話できればと思います。
 私の手元に11月の半ばだったでしょうか、『一通の手紙』が届きました。そこには、高崎経済大学体育会本部の新役員の通知が記されていました。それを読みながら、「ついこの間まで自分たちが役員だったのか・・・」と時間の経過は本当に早いのを痛感し、「一年前に任期満了に伴い引き継いだのか・・・」と私の後輩役員の労をねぎらってやりたい気持ちでいっぱいになりました。そういった気持ちが一段落つくと同時にある数字が目に飛び込んできました。それは、新役員は第"40"期ということだったのです。私は体育会本部の歴史がただ40年という月日を重ねただけのものではなく、諸先輩方の一年一年の思いの積み重ねが成しえたものだと感じ、数字の重さを感じずにはいられませんでした。 私は、大学に入学したまたま「体育会」に所属し、仲間に恵まれたことで「体育会本部」 に携わることができました。こうしたこともあって私の人生の中で『高崎経済大学』という存在はかなり大きいものになっています。私と同じようにそう考える人も少なくないと感じます。そう思うのは、これまで数多くの卒業生がいらっしゃいますが場所や畑は違えど活躍されていることが現役の学生の耳にまで多く伝わっているからではないでしょか。
 私は先程も述べたように、「体育会」という所属でしたが、決してそれのみがよいというわけではなく一人ひとりがしっかり考え、仲間と共に、一つの事に懸命に打ち込める何かに出会えれば『高崎経済大学』という環境が大いに育んでくれると感じます。どうか、現役学生には4年間を充実したものにして欲しいと思います。
 最後になりましたが現在、私は大学院で「教育学」を専攻し日々勉学に取り組んでおります。昨今の教育は複雑さを増し、少子化の問題をあわせると「大学のあり方」を非常に厳しく問われていると思います。そういった中で六号館の完成、来年度より募集される「観光学科」の設置とハードもソフトも充実を図り、学校側・学生側が双方に努力することで更なる質の高い大学運営を期待したいと思います。
 付け加える形になりますが、高崎経済大学、東京三扇会さらにはこの「リレー随想」が益々の御発展を遠方より祈念いたしまして今回の担当とさせていただきます。
 さて次回ですが、時を同じくして学生の代表として仕事をした男気が溢れ、頼れる男、平成16年度高崎経済大学応援団団長、竹淵一孝君にバトンを渡したいと思います。