「囲碁の授業
                
                         2008年卒 乾 智美 
 
164番目のランナーとなりました、乾 智美です。 
大学卒業後は都内のシステムベンダー2社に勤務し、現在は主婦をしております。

先日の上毛新聞ニュースで、
高経が2017年度からプロ棋士による囲碁の授業を導入すると知りました。
授業の講師は伊勢崎市出身のプロ棋士である三谷哲也七段が務め、
少人数のゼミ形式で行われます。
目的は、論理的思考や大局観を身に付けさせることだそうです。

このニュースを知って、心から羨ましいと思いました。
私が学生だったら絶対に受講します。
なぜなら、論理的思考や大局観の大切さを今になってしみじみ実感しており、
可能なら大学生よりも前の、ずっとずっと幼い時から身につけておきたかったと思う能力だからです。

高校までは、どちらかと言えば両親や学校の先生の導きのもとでの生活です。
しかし、大学からは急に世界が変わります。
授業、アルバイト、ゼミ、就職先など、自分で選択し責任を持つことが増えます。
答えの決まっていない中、今の自分や周囲の状態を念頭に置いて、
トライ&エラーを繰り返さなければいけません。

論理的思考や大局観が身についていれば、目前の欲求に振り回されずに、
落ち着いて思考することが出来るでしょう。
もしあの時その能力があったら違う選択をしていた、と思うことは多いです。
後悔を今後しないためにも、30歳をこえた今、習慣にしていることがあります。
それは、将棋の詰将棋を解くことです。
囲碁と同様に、将棋も論理的思考や大局観を向上できます。
思い立った時に遅すぎるという事はありません。
囲碁はまだルールも知らないのですが、早く勉強したいと思っています。

現役生の皆さんには、まずは気軽な気持ちで、囲碁に興味を持つことから始めてほしいです。
そして、可能なら受講をお勧め致します。