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「奇跡の再会」

 渡辺さんよりバトンを受けました2010年卒の奥山と申します。
学生時代は所属していたE.S.S.の方としか関わりの無かった私にこのような場を提供していただき感謝いたします。

 今回は私が最近感動したことについて書きたいと思います。
 私は小学校3年生まで父の仕事の関係でアメリカで暮らしていました。
 現在はそのおかげで海外と関わりのある仕事に就くことができ、感謝していますが幼少期をともに過ごした友人との別れは寂しいものがありました。
 当時はメール等も無く、その頃の友人とは一生の別れだと思っていました。

 しかし、帰国後16年が経過した昨年末、いつものようにFacebookを開くと外国人から一通のメッセージが入っていました。

 「did you go to lee elementary(当時私が通っていた小学校)??」

 そのメッセージを見た瞬間、よくわかりませんでした。
 ただし彼の名前を見て、すべてを思い出しました。彼は近所に住んでおり毎日のように遊んでいた最も仲のよい友人だったのです。

 私たちは16年の空白を埋めるべく、様々な事を話しました。
 そして今年の2月日本にて念願の再会を果たすことができました。

 成田で彼を待っているときはとても緊張しましたが、彼の顔を見ると時間が小学校時代に戻ったような不思議な感覚でした。
 そこから一週間、彼と奇跡の一週間を過ごす事ができ、Facebookには感謝しきれません。
彼も初めての日本を楽しんでくれたようで、本当によかったです。

 彼との出会いで、繋がりの大切さを改めて実感し、出会いの一つ一つに感謝し生きていきたいと強く感じました。
 四月より社会人四年目となりますが、この気持ちを忘れずに邁進していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 次は、サークルの後輩であり、社会人一年目の小林拓馬さんにバトンを繋ぎたいと思います。
彼のフレッシュな随想に期待です!
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2010年卒 奥山敏雄