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                          1972年卒 今 憲行


 「なぜ続く?バンド活動」

リレー随想120号担当の今憲行です。(昭和47年卒)
随想テーマをさがしてもなかなか思いつかず、あせるばかりの時。。。東京三扇会幹事会に出席し、今年開かれる総会懇親会でのバンド出演が最終確認され、当日合宿終了から直行したタイミングと重なり、バンドついてのテーマとしました。

最初にリバーサイドデキシーランドジャスクラブはデキシーランドジャズを愛し母校高経時代、部活動し卒業後、またバンドを楽しみたいOBが集まって結成されました。メンバーは卒業年次、昭和39年〜昭和49年、住まいは、東京、横浜、高崎、前橋、札幌、大阪と計10名です。練習は東京、高崎で交互にやり、その後の反省会も盛り上がります。年に一度の合宿は先日8月25.26日で7回目を数え、誕生からほぼ10年となりました。

年齢、住んでいる所、仕事などバラバラなのに、なぜ今まで続いたのだろうという素朴な疑問がわき、この機会に私なりに考えてみました。それは
@ 音楽が好き
A 健康である
B 奥が深い目標を共有。
C 発表機会がある。(誰かに見られ、聞かれている期待と不安)
D がまん・誠意の気持ちを持ち続ける
これ以外も考えられると思いますが、主なポイントのような気がします。特にBはデキシーランドジャズの、歴史、文化を理解し、演奏に味を出すため、あこがれのプレーヤーになりきり、表現力を高めようと練習しますが、なかなか思うようになりません。次から次へと課題も見え、もがき、くやしがりそれでもあきらめず奥深い目標に向かうのです。仕事では得られないコツをつかんだり、他の事を気づかせてくれる場ともなっているのです。まさに、この趣味を持ちながら生きていくことで自身を豊かにし、人生を豊かにしてくれる様な気がします。

今後いつまで続くかわかりまえせんがまずは健康で皆と楽しく、適度な緊張感を持って一生懸命やるのみです。多分今後も演奏終了後は「あそこは失敗した」「なんで音がでなかったんだろう」と嘆き節が聞こえそうですが、ほんの一瞬でも皆の演奏でハーモニー、リズム、メロディがぴったり合った時の身震いがたまらないのです。